JGC修行を効率化するLSPの貯め方完全ガイド【組み合わせ例】

旅行・マイル・ステータス

この記事の結論

  • 生活費決済をJALカードに寄せ、マイレージパークでの買い物を組み合わせるだけでも、年間の獲得LSPは大きく増える。
  • 月額サブスク(JALモバイル等)を組み合わせるだけでも、年間数十LSPは無理なく貯まる。
  • 搭乗・決済・買い物系をフルに組み合わせれば、目安で10年強に1,500LSPが見えてくる。

前回の記事では、JGC入会に必要な1,500LSPの貯め方として、搭乗・JALカード・JAL Payなどを紹介しました。ただ、「その他ライフスタイルサービス」の部分はさらっと流していました。

実際に自分で調べてみると、日常の買い物の仕方を少し変えるだけでLSPが貯まりやすくなるサービスがいくつもあります。特に「JALマイレージパーク」と「JAL Mall」は、普段の買い物のルートを変えるだけで使えるので、搭乗機会が少ない時期でも並行してLSPを積み上げられます。

サービスごとの貯まり方を分けて見ると、どの組み合わせなら無理なく1,500LSPに近づけるかを考えやすくなります。


LSPが貯まる方法の全体像

LSPが貯まる方法は、大きく4つに分けられます。

カテゴリ 主なサービス
搭乗 JALグループ便(国内線・国際線)
買い物系 JALマイレージパーク、JAL Mall
決済 JALカード、JAL Pay
月額サブスク・金融・その他 JALモバイル、JAL Wellness & Travel、JAL光、JALでんき、JAL NEOBANK、JAL資産運用、JAL Luxury Card、JAL株式保有、JALPAK

このうち「買い物系」は、前回の記事でほとんど触れていなかった部分です。搭乗の次に効率がいいルートなので、このあと詳しく見ていきます。


搭乗でLSPを貯める(おさらい)

前回の記事のとおり、国内線は1フライトにつき5LSP、国際線は区間マイル1,000マイルにつき5LSPです(確認日:2026年7月8日、JAL公式サイト)。運賃に関わらず一定のため、セール運賃など安い運賃で搭乗するほど「1LSPあたりの費用」は下がります。詳しい内訳はJGC上級会員資格の取り方【JALグローバルクラブ入会条件】を参照してください。


JALマイレージパーク・JAL Mallでの買い物が効率いい理由

搭乗以外でLSPを効率よく貯めたいなら、まず押さえておきたいのがこの2つです。

JALマイレージパークは、対象のネットショップを経由して買い物をするとマイルが貯まる仕組みで、2024年12月27日からLSPの積算対象になりました。獲得した通算マイル100マイルごとに1LSPが積算されます(確認日:2026年7月9日、JAL公式サイト)。楽天市場、ユニクロ、無印良品、ビックカメラなど対象ショップは幅広く、店舗ごとにマイル還元率が異なるため、「1LSPあたりに必要な金額」も店舗によって差があります。還元率の高いショップでは1LSPあたり数千円程度で貯まる一方、還元率が低いショップ(楽天市場など、300円につき1マイルが目安)では1LSPあたり3万円程度が目安になります。このあとの組み合わせ例では、還元率が低めのショップ(300円につき1マイル)を使う前提で試算しています。

JAL Mallは、JALグループが運営する通販サイトです。通常のマイル還元(目安100円につき1マイル)が、100マイルごとに1LSPに積算されます(確認日:2026年7月9日、JAL公式サイト)。目安として、1LSPあたり1万円程度の買い物で貯まる計算です。JAL Mallでの買い物をJALカードで決済すれば、JAL Mallのマイルに加えてJALカードのショッピングマイル分(後述)も別に加算されるため、同じ買い物でも2つのルートからLSPが積み上がります。

いずれも「搭乗しなくても、いつもの買い物先を変えるだけで貯まる」のが最大のメリットです。よく使うネットショップがマイレージパークの対象になっていないか、一度確認してみる価値があります。

マイレージパーク経由で買い物をするときの支払い方法にも工夫の余地があります。マイレージパークを経由したうえで支払いをJALカードやJAL Payにすれば、マイレージパークのマイルに加えて、決済側のショッピングマイルも別に加算されます。同じ1回の買い物でも、経由するポータルと支払い方法を組み合わせるほど、複数のルートからLSPが積み重なる仕組みです。


裏技:Appleギフトカードでマイレージパークを二重取りする

マイレージパークには、同じお金で複数のルートからマイルを獲得できる裏技があります。

  1. マイレージパーク経由で楽天市場に入り、Appleギフトカードを購入する(楽天市場は300円につき1マイル)。このときの支払いをJALカードにすれば、ショッピングマイル分も同時に貯まる
  2. そのAppleギフトカードを使って、マイレージパーク経由でApple公式ストアの商品を購入する(Apple公式ストアは200円につき1マイル)

ギフトカードは金額そのものが移動するだけなので、実質的に同じお金で複数のルートからマイルを獲得できる計算になります。たとえば30万円のパソコンを買う場合、次のようになります。

獲得元 マイル LSP
楽天市場(マイレージパーク経由、300円につき1マイル) 1,000マイル 10LSP
JALカード決済分(還元率1%、ギフトカード購入時) 3,000マイル 7.5LSP
Apple公式ストア(マイレージパーク経由、200円につき1マイル) 1,500マイル 15LSP
合計 5,500マイル 32.5LSP

もともと買う予定だったパソコンやiPadなど、大きな買い物のタイミングに合わせるだけで、通常の買い物よりずっと効率よくLSPが貯まります。

ただし、ギフトカードの購入上限やキャンペーン条件、対象店舗のポイント付与率は変わることがあります。実行する前にマイレージパークとApple公式ストアそれぞれの最新の条件を確認してください。ギフトカード購入をショッピングマイルの対象外にしているJALカードもあるため、自分のカードの規約も確認してください。


決済でLSPを貯める:JALカード・JAL Pay

JALカードは、ショッピングマイルが2,000マイルたまるごとに5LSPが自動加算されます。還元率1%のカードなら、1LSPを貯めるのに目安で4万円程度の決済が必要になります(確認日:2026年7月8日、JAL公式サイト)。

JAL Payは、400マイルにつき1LSPです。この記事の試算では、1LSPあたり目安で8万円程度の決済が必要になる前提で計算しています(確認日:2026年7月9日、JAL公式サイト。実際の還元率は変更されることがあるため公式サイトで確認してください)。

こうして比べると、同じ「買い物・決済」でも、マイレージパークを経由したほうが、JALカードやJAL Payを直接使うより効率よくLSPが貯まりやすいことが分かります。日常の買い物は「まずマイレージパーク経由にできないか確認し、それ以外の決済はJALカードでまとめる」という優先順位で考えると整理しやすくなります。


月額サブスク・金融・その他でLSPを貯める

搭乗や買い物以外にも、契約するだけで一定のLSPが貯まるサービスがあります(いずれも確認日:2026年7月9日、JAL公式サイト。金額・条件は変更されることがあります)。

サービス 貯まり方
JALモバイル 契約で月1LSP(最安プラン月440円〜、年間5,280円)
JAL Wellness & Travel 月額550円のサブスクで月1LSP(年間6,600円)
JAL光 月1LSP
JALでんき 契約で月1LSP。電気代の支払いで貯まるため、生活費の一部を置き換える形で積み上げやすい
JAL NEOBANK 円普通預金100万円以上・外貨普通預金1万円以上を維持で半年ごとに3LSP。プレミアム(年会費5,500円、円普通預金100万円・外貨普通預金50万円)加入で年最大20LSPまで増やせる
JAL資産運用 JALペイメント・ポートの金融商品仲介口座で、積立金額30万円以上のコースを選び、積立期間満了時にLSPが付与される(具体的なポイント数は契約時に公式サイトで要確認)
JAL Luxury Card 年会費242,000円のプレミアムカードで、2,500マイルごとに75LSP。年会費が高額なため、他の特典もあわせて判断が必要
JAL株式保有(議決権行使) 3月末時点で100株以上を保有し、6月の株主総会で議決権を行使、9月末まで継続保有すると、保有株数に応じてLSPが付与される。目安は100〜199株で2LSP、200〜499株で5LSP、500〜999株で10LSP、1,000〜1,999株で20LSPなど(保有株数が多いほど段階的に増える)
JALPAK(旅行パッケージ) 2025年7月1日出発分以降、国内ツアーで3LSP、海外ツアーで10LSP

なお、以前はLSP対象だった「JALふるさと納税」は、2025年8月29日にLSP積算対象から外れています(確認日:2026年7月9日、JAL公式サイト)。古い情報では対象として紹介されていることがあるため、注意してください。

JALモバイル・JAL Wellness & Travel・JAL光の3つを契約するだけで、月額1,500円程度で年間36LSPが貯まる計算になります。搭乗や大きな買い物に依存せず、固定費として積み上げられるのが特徴です。


組み合わせ例:年間どのくらいLSPが貯まるか

まずは、搭乗や大きな買い物をしなくても、契約するだけで手軽に始められるものから見てみます。そのうえで、搭乗・決済・買い物系を組み合わせていくと、年間に貯まるLSPと追加コストがどう変わるかを試算します。

なお、JAL株式保有(議決権行使)は、株式を購入する資金と毎年の議決権行使という他の方法にはないハードルがあるため、今回の試算からは外しています。取り入れたい人は前の章の表を参考に、上乗せする形で考えてください。JAL Mallも、まとめて考えるとやや複雑になるため、今回はシンプルにマイレージパーク・JAL Pay・搭乗の組み合わせだけで試算します。

試算の前提は、JALカードは還元率1%、マイレージパークは還元率が低めのショップ(300円につき1マイル)、JAL Payは1LSPあたり8万円の決済が必要になる前提、という3点です。マイレージパークの利用額は、月5千円・月1万円・月2万円をそのまま経由するイメージで、年6万円・12万円・24万円の3段階にしています。

さらに「手軽に始められるものだけ」には、月10万円の生活費決済をJALカードにまとめる分も含めています。クレジットカードで月10万円の決済は、家賃以外の生活費をまとめる程度であれば無理のない範囲です。新しく支出を増やすわけではなく、支払い方法を変えるだけなので追加コストはかかりません。

次の8パターンで試算してみます(いずれも概算であり、実際の還元率・運賃・利用額・キャンペーンによって変動します)。

パターン 年間獲得LSPの目安 主な内容
手軽に始められるものだけ 約86LSP JAL NEOBANKプレミアム(20LSP・年会費5,500円)、JALでんき(12LSP)、JAL Wellness & Travel(12LSP・年6,600円)、JALモバイル(12LSP・年5,280円)、JALカードでの生活費決済月10万円(30LSP)の合計。実質的な年間ランニングコストは約17,380円(電気代・カード決済分を除く)
マイレージパーク(少量) 約88LSP 日常の買い物をJALマイレージパーク経由に変えるだけ(月5千円・年6万円相当)。新たな支出ではなく、いつもの買い物先を経由するだけなので追加コストなし
通常搭乗のみ 約126LSP 学会出張などで国内線を年4往復(8搭乗)
搭乗+マイレージパーク(少量) 約128LSP 年4往復(8搭乗)+日常の買い物をマイレージパーク経由に(月5千円・年6万円相当、追加コストなし)
搭乗+JAL Pay 約132LSP 年4往復(8搭乗)+日常の決済の一部をJAL Payに変えるだけ(月4万円相当、追加コストなし)
搭乗+JAL Pay+マイレージパーク(少量) 約134LSP 上記に、日常の買い物のうち月5千円・年6万円分をマイレージパーク経由に変える
搭乗+JAL Pay+マイレージパーク(中量) 約136LSP マイレージパーク経由に変える買い物を月1万円・年12万円分に増やす
フル活用(搭乗+JAL Pay+マイレージパーク多め) 約140LSP マイレージパーク経由に変える買い物を月2万円・年24万円分に増やす

実際にお金がかかるのは、学会出張などで搭乗を増やす場合だけです(国内線年4往復で年間16万円ほど)。JALカードでの生活費決済・マイレージパーク・JAL Payは、いずれも「支払い方法や買い物先を変えるだけ」なので、それ自体に追加コストはかかりません。つまりLSPを増やすための出費というより、まず日常の買い物先・決済方法をJAL経済圏に寄せることが、コストをかけずにLSPを伸ばす一番の近道だと言えます。

1,500LSPまでの目安年数は、1,500をこの表の「年間獲得LSPの目安」で割ると計算できます。たとえば「フル活用」パターンなら1,500÷140LSPで約10.7年、「手軽に始められるものだけ」なら1,500÷86LSPで約17.4年です。実際にどのくらいの年数で届くかは、これまでに貯まっているLSPによっても変わるので、まずは自分の現在のLSP残高を確認したうえで、どのパターンが無理なく続けられそうかを考えてみてください。


医師の生活に合わせた考え方

搭乗機会が少ない時期でも、月額サブスクと日常の買い物先を変えるだけで、年間数十LSPは無理なく積み上がります。学会出張のタイミングで搭乗分がまとまって加算されると考えれば、常に無理をして飛行機に乗る必要はありません。

自分の場合も、まず固定費になる月額サブスクを整理し、次によく使うネットショップがマイレージパーク・JAL Mallの対象になっていないかを確認するところから始めています。搭乗はあくまで学会出張のタイミングに任せ、日常の買い物と決済を少しずつJAL経済圏に寄せていく、という考え方です。


次の一歩は1つだけ

JALマイレージパークのサイトで、自分がよく使うネットショップが対象になっているか確認してみてください。


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免責事項

記載しているLSPの付与ルール・料金・還元率は、2026年7月8日・7月9日時点でJAL公式サイトをもとに確認したものです。各サービスの条件は変更されることが多く、特にJALふるさと納税のように積算対象から外れるケースもあるため、最新の情報はJAL公式サイトで確認してください。組み合わせ例の年数試算はあくまで目安であり、実際の還元率や利用額によって変わります。この記事は特定のサービスやカードへの申し込みを推奨するものではありません。

参考情報・出典

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