研修医がAIに課金するならどれ?【月額・特徴比較2026年版】

研修医向けAI課金比較記事のアイキャッチ 時短・ツール

この記事の結論

  • まずは無料版で1〜2週間試して、使いやすいと感じたサービスを選ぶのがいい。
  • 有料にするならChatGPT PlusかClaude Proが最初の課金先としておすすめだ。
  • GmailやGoogleドライブをよく使っているならGoogle AI Proも選択肢に入る。

研修医になってから、AIを使い始めたという人は増えています。英語の論文をざっと読みたいとき、学会スライドを深夜に一から作らなければいけないとき、AIがあると作業時間がはっきり変わります。

「ChatGPT、Claude、Gemini、どれに課金すればいいのか」という問いに、正直に言うと「どれでもある程度使えるが、入り口として選ぶなら絞られる」というのが実感です。自分はChatGPT PlusとClaude Proの両方に毎月課金して使っています。ただ、最初から両方入る必要はなく、どちらか1本で十分です。

月3,000円前後の課金を「高いか安いか」という話ですが、論文要約やスライド作成の時間が半分になるなら、研修医の時給を考えても費用はすぐに回収できます。時短家電と同じ考え方で、お金で時間を買う投資だと思っています。


各サービスの全プラン一覧【2026年6月時点】

為替は1ドル≈160円前後を目安にしています。実際の請求額はカード会社のレートや手数料で変わります。

ChatGPT(OpenAI)

プラン 月払い 年払い 主な特徴
Free 無料 基本的な会話のみ
Go 月1,500円 なし 無料の約10倍の利用枠。広告表示あり、上位モデル非対応
Plus 月3,000円(iOS固定) 年30,000円(iOS App Storeのみ) 高性能モデル・画像生成・Codex等、全機能
Pro 月$200(≈32,000円) なし 最上位。研修医には不要

支払い方法による違い:

  • Web版(chatgpt.com):Plusの年払いはなし。月払いのみ($20、ドル建て)
  • iOS App Store経由:月3,000円または年30,000円を選択可。日本円固定で為替変動なし

iOSユーザーはApp Store経由で年払いを選ぶと、月払い(36,000円/年)より6,000円安い30,000円/年になります。ただし、App Store経由で契約した場合、解約・変更はAppleのサブスクリプション管理ページで行う必要があります。またWeb版とApp Store版を重複して契約すると二重課金になるため、どちらか一方にまとめてください。

ChatGPT公式サイト(プラン一覧)

Claude(Anthropic)

プラン 月払い 年払い 主な特徴
Free 無料 基本的な会話のみ
Pro 月20ドル(JCT込み22ドル目安、約3,520円) 年200ドル(JCT込み220ドル目安、約35,200円) 高性能モデル・Claude Code・長文処理
Max 5x 月100ドル(JCT込み110ドル目安、約17,600円) なし Proの5倍の利用枠。重度ヘビーユーザー向け
Max 20x 月200ドル(JCT込み220ドル目安、約35,200円) なし Proの20倍の利用枠

Claudeの料金は全プランがドル建てです。2026年4月から日本の消費税(JCT)10%が別途加算されるため、Proは月22ドル前後、Max 5xは月110ドル前後、Max 20xは月220ドル前後が実際の目安になります。

年払い(200ドル/年、JCT込み220ドル目安)にすると、月払い(22ドル×12か月=264ドル目安)と比べて約44ドル(≈7,040円)の節約になります。最初は月払いで試して、続けると決めたら年払いへ切り替えるのがいいと思います。

Claude公式サイト(料金)

Google AI

プラン 月払い 年払い 主な特徴
Free 無料 基本的なGemini利用
AI Plus 月725円 年7,250円 Gemini Pro利用枠増加・400GBストレージ
AI Pro 月2,900円 年29,000円 Deep Research・NotebookLM・5TBストレージ。YouTube Premium Lite付き
AI Ultra(20TB) 月14,500円 最上位モデル・大容量ストレージ
AI Ultra(30TB) 月32,000円

Google AI ProとPlusは月払い・年払いを選べます。年払いにすると月払い12か月分より約17%安くなります。

2026年5月から、Google AI ProにYouTube Premium Lite(単体では月780円)が無料で付帯されました。医学系コンテンツをYouTubeで学ぶ機会が多い研修医には、実質的なAIコストが2,120円相当になる点で見逃せません。

Google AI公式サイト(プラン一覧)


ティア別の横断比較

格安帯(月700〜1,500円)

サービス プラン 月払い 年払い
Google AI Plus 月725円 年7,250円
ChatGPT Go 月1,500円 なし

「まず有料を経験してみたい」「費用をできるだけ抑えたい」という人向けです。Google AI Plusは年7,250円で試せますが、本格的な論文読解やスライド作成には機能が物足りません。ChatGPT Goは広告あり・上位モデル非対応のため、あまりお得な選択とは言えません。

スタンダード帯(月2,900〜3,500円)

サービス プラン 月払い(年換算) 年払い 差額
Google AI Pro 34,800円/年 29,000円/年 ▲5,800円
ChatGPT Plus(iOS App Store) 36,000円/年 30,000円/年 ▲6,000円
Claude Pro 約42,240円/年(税込目安) 約35,200円/年(税込目安) ▲約7,040円

※ChatGPTの年払いはiOS App Store経由のみ。Web版では年払い不可

研修医がメインで使うなら、この帯域の3つから選ぶのが現実的です。年払いにすると、どのサービスも年29,000〜35,200円前後の価格帯に揃います。どれも月払いより年間5,000〜7,000円前後安くなります。

ヘビーユーザー帯(月14,000円以上)

Claude MaxやChatGPT Pro、Google AI Ultraがここに入ります。1日中AIを使い続けるような使い方をしない限り、研修医のうちはまず必要ありません。


スタンダード帯3サービスの使い勝手

ChatGPT Plus(月3,000円 or 年30,000円・iOS App Store経由)

汎用性が高く、文章生成・翻訳・コード作成・画像生成など一通りのことができます。有料プランでは動画生成AI「Sora」や、コード作成やファイル整理といった作業をAIに任せられるエージェント機能「Codex」も使えます。

iOSユーザーはApp Store経由で年払い(30,000円/年)を選ぶと月払いより年6,000円安くなります。ただし、Web版では年払いがないので、Web派のユーザーは月払い($20、為替変動あり)のみの選択になります。

Claude Pro(月20ドル+JCTで22ドル目安、年払い200ドル+JCTで220ドル目安)

長い文章の読み取りが得意で、英語論文のような長文を丸ごと貼り付けて要約させる用途に向いています。文章のクオリティも高く、退院サマリーや紹介状の下書きに使いやすいです。有料プランでは「Claude Code」も使えます。年払い(200ドル+JCT)にすると月払いより約17%(約7,000円)安くなるので、継続利用なら年払いが合理的です。

Google AI Pro(月2,900円、年払い29,000円)

旧「Gemini Advanced」から改称されたプランです。GmailやGoogleドライブとの連携が強みです。2026年5月からYouTube Premium Lite(月780円相当)が無料付帯されたため、YouTube利用が多い人には実質コストが2,120円相当になります。ただ、2026年6月時点では文章作成や論文読解の使い勝手はChatGPTやClaudeと比べるとまだ一歩劣る印象があります。


研修医が実際に使っている場面

英語論文の要約

「明日の抄読会でこの論文を読んできて」と突然言われた経験がある人も多いと思います。そんなときに全文を最初から読もうとすると、英語の壁と時間のなさが重なって、かなりの苦手意識が生まれます。

AIを使うなら、まず論文を丸ごと貼り付けて「日本語で要約して」と頼むのが最初のステップです。全体像をつかんでから、気になった部分の英語を自分で読むという流れにすると、格段に読み進めやすくなります。論文を読む力は医師として長く必要なスキルなので、「AI要約で概要 → 気になった部分は原文で確認」という使い方は、苦手意識を減らしながら力もつく入り口として合理的だと思っています。

ただし、要約の正確性は必ず自分で確認することが大切です。数字・結論・統計の解釈は特に誤りが出やすいので、気になった箇所は原文に戻る習慣をつけてください。

学会発表・院内スライドの作成

スライドの構成案を出してもらったり、各スライドの文章を提案してもらったりするのに使えます。深夜に一から考えるのが大変なとき、叩き台を出してもらうだけで作業スピードが変わります。

擬似指導医として使う

同じ指導医から何度か指導を受ける予定があるなら、一度指摘された内容をそのままAIに入力しておくのが使えます。「○○先生はこういう表現を好む・こういう点をよく指摘する」という情報を最初に与えておくと、次回の発表や書類を提出前に「○○先生の指摘パターンで見てほしい」と頼むことができます。指導医の見方を再現した擬似的なフィードバックが返ってくるので、当日の指摘を減らす準備として地味に効果があります。

退院サマリー・紹介状・J-OSLERの下書き

症例の経過を箇条書きで渡して、サマリーや書類の形に整えてもらうという使い方ができます。内科専門医研修で提出するJ-OSLERでは、症例登録の記述病歴要約の作成のどちらにも応用できます。書き方の型を覚え込ませておくと、毎回の負担がかなり減ります。

ただし、患者の個人情報(氏名・生年月日・患者ID・病院名など)は絶対に入力しないことが大前提です。AIは外部サーバーで処理されるため、個人情報の漏洩リスクがあります。匿名化・抽象化した情報だけで使うようにしてください。


結局どれを選ぶか

まずは無料版から試してみる:ChatGPT・Claude・Google AIはどれも無料プランがあります。課金を考える前に、1〜2週間ほど実際に使ってみて、「これ便利だな」と感じたサービスを選ぶのが一番外れがありません。無料版で感触をつかんでから課金を判断するのがいいと思います。

有料を選ぶならChatGPTかClaude:汎用性・文章品質・医療書類への使いやすさを考えると、ChatGPT PlusかClaude Proが最初の課金先としておすすめです。月額はほぼ同じなので、無料版で使い比べて、使いやすいと感じた方を選べば十分です。慣れてきたら年払いへ切り替えると年間5,000〜7,000円前後節約できます。

GmailやGoogleドライブをよく使っているなら:Google AI Proも選択肢に入ります。Googleサービスとの連携が強みで、年払いにすると3サービスの中で最も安くなります。

AIは日々進化している:プラン内容・料金・モデルの性能は今後も変わり続けます。この記事の情報は2026年6月時点のものです。実際に使う前に各公式サイトを確認するのと、「最近はどれが使いやすいか」を定期的に自分でチェックしてみることが大切です。どのサービスが優勢かは半年で変わることもあります。

自分はClaude ProとChatGPT Plusの両方を使っています。最初から2つ入る必要はなく、1本に慣れてから物足りないと感じたときに2本目を考えれば十分です。


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次の一歩

今使っている無料版のAIがあれば、まずそれを1か月だけ課金してみてください。「使えているか」「時間が変わったか」を実感してから、継続するかどうか判断するのが一番確実です。


免責事項

本記事は情報提供を目的としており、特定サービスへの課金を推奨するものではありません。料金・為替レート・機能は変更される場合があるため、申し込み前に各公式サイトで最新情報を確認してください。AIの出力は必ず自身で確認し、医療情報の判断には公式ガイドラインや専門家への相談を優先してください。個人情報を含む内容を入力する場合は、各サービスのプライバシーポリシーを確認してください。

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